2005年10月02日
松井とイチローはどちらが高評価か?
みなさん、こんにちは。佐野です。
いよいよ日米ともに、野球界はシーズンの大詰めを迎えています。
井口・ホワイトソックスが地区優勝を決めた一方で、松井・ヤンキースは明日からのレッドソックス3連戦でア・リーグ東地区の優勝を賭けることになりました。
イチローは最後の3戦で「シーズン200安打」達成を賭けます。
二人ともに最後まで見逃せません。
イチローと松井ってどっちが評価が高いのでしょうか?
いよいよ日米ともに、野球界はシーズンの大詰めを迎えています。
井口・ホワイトソックスが地区優勝を決めた一方で、松井・ヤンキースは明日からのレッドソックス3連戦でア・リーグ東地区の優勝を賭けることになりました。
イチローは最後の3戦で「シーズン200安打」達成を賭けます。
二人ともに最後まで見逃せません。
イチローと松井ってどっちが評価が高いのでしょうか?
客観的な数値を分析し、選手を評価する方法を「セイバーメトリックス」と言う。
その言葉を生んだレッドソックスのアドバイザー、ビル・ジェイムズ氏によれば、
バッターの価値は「得点に絡んだ貢献度」で評価すべきとし、こんな数式を作った。
貢献度=(ヒット数+四球数)×(通算塁打数)÷(打数+四球)
この計算式に今シーズンの二人を当てはめると、9月25日現在、
イチローは196安打、44四球、通算塁打数は285、打数は654→貢献度=約98.0ポイント
松井 は179安打、61四球、通算塁打数は291、打数は602→貢献度=約105.3ポイント
この数字を基にどちらの選手と契約するかとしたら、チーム(GM)は迷わずイチローではなく松井と契約をする。
これが「マネー・ボール
」だ。
これは我々、ビジネスの世界でも同様のことが言える。
要は、客観的数値によりその社員の業績を評価することが大切で、その数値の一つとして「付加価値(粗利)」がある。
また、企業にも「潰れやすい会社」と「潰れにくい会社」がある。
これは売上高の格差ではなく、利益率や経費負担の違いによって現れてくる格差であり、それらを構成している要素が「粗利益」と「人件費」であり、このバランスを示す数値が「労働分配率」なのである。
┌────────────────────┐
│ 人件費 │
│労働分配率(%)=───────×100 │
│ 付加価値(粗利) │
└────────────────────┘
はっきり言ってしまえば、「付加価値」(粗利)を稼がない社員に、それに見合わない人件費を払い続ければ会社は潰れてしまうのである。そんなの当たり前だ!
労働分配率によるその会社の経営体質を評価すると、大体こんな風に言われる。
・30%以下 --------------> 優
・30~35%未満 --------------> 良
・35~40%未満 --------------> 普通
・40~45%未満 --------------> やや不良
・45~50%未満 --------------> 不良
・50%以上 --------------> 劣
やはり事業部マネージャーであれば、自分の事業部の「労働分配率30%」は目標にすべきだし、個々で仮に「年収1,000万」欲しいのであれば、その人は「最低、年間付加価値3,333万」稼げばいいのだ。
以前、自分が在職していたV社ではこう言っていた。
「新規事業をやる、やらないの判断は、年間(付加価値が)3,000万稼げるかどうか、稼げないようなのは事業ではない。」
大切ななことは、社員ひとりひとりがそういう数字意識を持っているかどうかで、それが「企業力」「組織力」になるのだと思う。
その言葉を生んだレッドソックスのアドバイザー、ビル・ジェイムズ氏によれば、
バッターの価値は「得点に絡んだ貢献度」で評価すべきとし、こんな数式を作った。
貢献度=(ヒット数+四球数)×(通算塁打数)÷(打数+四球)
この計算式に今シーズンの二人を当てはめると、9月25日現在、
イチローは196安打、44四球、通算塁打数は285、打数は654→貢献度=約98.0ポイント
松井 は179安打、61四球、通算塁打数は291、打数は602→貢献度=約105.3ポイント
この数字を基にどちらの選手と契約するかとしたら、チーム(GM)は迷わずイチローではなく松井と契約をする。
これが「マネー・ボール
これは我々、ビジネスの世界でも同様のことが言える。
要は、客観的数値によりその社員の業績を評価することが大切で、その数値の一つとして「付加価値(粗利)」がある。
また、企業にも「潰れやすい会社」と「潰れにくい会社」がある。
これは売上高の格差ではなく、利益率や経費負担の違いによって現れてくる格差であり、それらを構成している要素が「粗利益」と「人件費」であり、このバランスを示す数値が「労働分配率」なのである。
┌────────────────────┐
│ 人件費 │
│労働分配率(%)=───────×100 │
│ 付加価値(粗利) │
└────────────────────┘
はっきり言ってしまえば、「付加価値」(粗利)を稼がない社員に、それに見合わない人件費を払い続ければ会社は潰れてしまうのである。そんなの当たり前だ!
労働分配率によるその会社の経営体質を評価すると、大体こんな風に言われる。
・30%以下 --------------> 優
・30~35%未満 --------------> 良
・35~40%未満 --------------> 普通
・40~45%未満 --------------> やや不良
・45~50%未満 --------------> 不良
・50%以上 --------------> 劣
やはり事業部マネージャーであれば、自分の事業部の「労働分配率30%」は目標にすべきだし、個々で仮に「年収1,000万」欲しいのであれば、その人は「最低、年間付加価値3,333万」稼げばいいのだ。
以前、自分が在職していたV社ではこう言っていた。
「新規事業をやる、やらないの判断は、年間(付加価値が)3,000万稼げるかどうか、稼げないようなのは事業ではない。」
大切ななことは、社員ひとりひとりがそういう数字意識を持っているかどうかで、それが「企業力」「組織力」になるのだと思う。
Posted by トッティ at 00:00│Comments(0)
│企業経営