ネット株バブル崩壊は再来するのか?

トッティ

2006年03月13日 12:00

みなさん、こんにちは、佐野です。

ライブドア・ショックの後遺症か、事件以降、ヤフーはじめ、ネット企業株は総崩れ傾向です。

2つの意見に分かれます。

これは、6年前のネット株バブル崩壊の再来だ、という方。
そうでない、という方。

この本を読めば、その答えを確認できるでしょう。



ウェブ進化論---本当の大変化はこれから始まる
(梅田望夫・著、ちくま新書・刊)

インターネットに関わるビジネスをされている方なら必ず読んでおいた方が良い一冊ですね。
とっても面白い一冊です。

「インターネットの台頭」という社会革命はきっと、16世紀の「産業革命」とか、と同等レベルの
人間の暮らしを変えてしまう大きな事件になっているんだろうなーって、ずっと思っていましたが、
この本を読んでその辺りの再確認もできます。

でいけば、冒頭の、「ネット株バブル崩壊の再来か、どうか」の答えは解ります。

この本を書いた、梅田さん、という方は今も、シリコンバレーに在住している方で、ここ10年近く、
シリコンバレーをつぶさに見てきた実際を踏まえ、本書の中で、文字通り、次のネット時代を展望
しています。
シリコンバレー周辺の動きや方向性を踏まえて、「インターネット」、「ウェブ」に向かい合わないと、
今後のネットビジネスの中で何をしなくてはいけないか、「差」が出ることでしょう。

 ・なぜIBMはパソコン事業を中国の会社に売ったのか?
 ・マイクロソフトとグーグルの違いの意味。 等々

参考までに、「日経IT Pro」に、梅田氏インタビューの記事が掲載されていますので、
まずご覧いただきたいと思います。

「ウェブ進化論」の梅田望夫氏が語る“Googleという隕石”(前編)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060301/231341/

「ウェブ進化論」の梅田望夫氏が語る“Googleという隕石”(後編)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060301/231483/

日経・浅見記者の本書書評も参考になります。

「あちら側」のGoogle,「こちら側」のMicrosoft
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060209/228903/

本当にありがたい一冊だと思います。お勧めします。

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