もう一つ別の「価値観」。

トッティ

2006年06月03日 12:00

みなさん、こんにちは、佐野です。

岐阜県にも「すごい」会社があります。

何が「すごい」かって?

・年間休日は140日。日本で一番多いのでは。
・残業ゼロ、ノルマなし、指示命令・管理なし!
・成果主義なんてクソ食らえー、年功序列で社員の居心地満点!

なのにー、
成熟産業の「電設資材」業界で、営業利益率はいつも2ケタ、創業(1965年)以来、毎年黒字、一度も赤字はなし、と言います。

何がその「原動力」になっているのか?
確かにその秘密はありました・・・。
その会社は岐阜県安八郡輪之内町にあります。
その名は「未来工業」と言う会社です。
http://www.mirai.co.jp/

つくづく、すごい会社です。

同社は、住宅で使われるコンセントの差込口や電線の管など電気設備資材のメーカー。
大手企業との競争も激しいこの業界で、同社の業績は増収増益、好調そのものです。

この会社を歩いていると、あちこちに掲げられている「キャッチフレーズ」がすぐに目に飛び込んできます。

常に考える 何故?ナゼ?なぜ?



この言葉こそ「未来工業」の躍進の原点だと言われています。

「どうすれば人を感動させられるか、若いうちから考えることが大切だ」。
滝川克弘社長はいつも言います。

社員には常にアイデアを出すことを求め、毎日必ず一つは新製品が生まれます。
今や同社の製品数は16,000点以上。取引先のニーズにきめ細かく応えるのです。

小さな企業が大手企業と伍して、価格競争にも勝ち残っていくためには、ある「差別化」を武器に付加価値で勝負するしかない。

それが「考える力」なのです。

激しい変化の時代。
顧客満足を勝ち取るにはお客様のニーズに素早く対応できる柔軟な組織が求められますが、
それは上からの命令でしか動けない組織にはできません。
一人ひとりの社員が自ら考え、行動できる組織こそ、今の時代を勝ち抜いて行けるのです。

「上からの命令がない」だなんて、いいじゃないですか。

僕はこんな会社で働きたい、こんな会社にしたいとホンマ、思いますね。

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