「ウィニー禍」の次は、もう「洒落」にもならない!

トッティ

2006年05月21日 22:00

みなさん、こんにちは、佐野です。

「ウィニー」問題も止まるとこを知らないのに、また別のソフトで「情報漏えい」も出てきています。

その名を「Share(洒落またはシャレ)」と言います。
今回、中部電力では、有事即応訓練の計画書など、計25件の内部情報が漏えいしています。

もうこれはマジ、「洒落」になりませんわ。
まずは、「中電」が19日付けで発表した、リリースを確認しよう。

当社火力発電所に関する資料の情報流出について
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press2006/0519_1.html

これが「ウィニー」とは別のファイル交換ソフト「Share(洒落)」だ。
http://xp2p.t35.com/

結局、根本的な問題は変わっていない。

「ウィニー」を敬遠したユーザーは「Share(洒落)」に乗り換えている、と言われる。

そして、この「Share(洒落)」においても、「Shareドクロ」というウイルスが確認されている。

これは暴露ウイルスで、W32/Antinny ウイルスの亜種。
感染すると、パソコン内のファイルを検索し、条件に合致したファイルを Winny や Share の公開用フォルダにコピーする。これにより、個人情報や機密情報が漏えいする可能性があるわけだ。

そして、2006年4月頃から、「Share(洒落)」上で動作する暴露ウイルスによる情報流出が増えている。
4月27日の毎日新聞に続き、5月12日の陸上自衛隊、そして今回の中部電力・・・と続いている。

毎日新聞社 弊社関係会社からの個人情報流出について (4月27日付)
http://www.mainichi.co.jp/information/news/20060427-153414.html

陸上自衛隊:ミサイル資料流出 再発防止報告後に(5月12日付「毎日新聞」より)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060512k0000m040171000c.html

やはり、業務用パソコンに、WinnyやShareの利用は控えるよう、徹底すべし、である。
これらは、業務に使うソフトではあり得ない。

IPAが発表する対策が分かり易い。
必ず読んで、対応すべしである。
Winnyによる情報漏えいを防止するために
http://www.ipa.go.jp/security/topics/20060310_winny.html

ネットワーク社会は絶対、侮ってはいけない!
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